【アレキシサイミア(失感情症)】アスペルガー症候群(ASD)の気持ち・感情がわからない症状と改善克服方法
2019年2月27日更新。
このブログの筆者であるなっさんは、今まで3回ほど「死にかけた」事がある。
そのうちの1つ、30歳の時に体験した「誰にも信じてもらえないような珍体験」の話しをしていこう。
その珍体験とは「脳機能」が止まった事だ。。。
ん?どういうこと?
ってなると思うwww
なので、順を追って書いていこう。
- アスペルガー症候群に多く見られる症状「アレキシサイミア」
- アスペルガー症候群の気持ち・感情がわからないアレキシサイミアの原因・理由
- アスペルガー症候群の気持ち・感情がわからないアレキシサイミアの克服方法
- 急激に感覚統合をしすぎた結果、ヤバイ事に・・・
アスペルガー症候群に多く見られる症状「アレキシサイミア」
なっさんは元々、自分の事が自分でよくわからないという特性を持っていた。
厳密にいうと、「自分の感情」がわからないという事になる。
自分の感情がその時はわからず、なんか「モヤモヤ」するが、後になって自分の感情に気づく「感情の後出し」をする事もあり、後から思い出したように感情が湧き上がってきて、「トラブル」になる事もある。
信じられない人も多いかもしれないが、発達障害のアスペルガー症候群の人には割と見られる症状だ。
アスペルガー症候群は、生まれつき感情把握機能が低下しているのだ。
さらにアスペルガー症候群は5つのタイプに分けることができる。
- 孤立型
- 受動型
- 積極奇異型
- 尊大型
- 大仰型
アスペルガー症候群の全てのタイプに共通してる症状で、アレキシサイミア(失感情症)という。
そして、特に受動型の人はこの症状が前面にでる。
なので、「自分の事を話す」という事が大の苦手なのだ。
「気持ち」を聞かれても、「う〜ん」となる。
答えが「わからない」。
何がわからないかと聞かれても、わからない事がわからないので、答えようがない。
そんな状態だった。
生まれつきの症状なので、通常は治らないものなのだが、少なくとも把握はできるようになった。
アスペルガー症候群の気持ち・感情がわからないアレキシサイミアの原因・理由
わからないのには原因がある。
その原因とは、「感情」「感覚」「思考」がうまく繋がっていないという事だ。
通常は自分の感情は「感覚」でわかるはずだ。
自分がどういう感情を持ったかを、頭で考えて把握してるワケではないだろう。
「わかるものはわかる」、そういう事だろう。
しかし、アスペルガー症候群の中でも特に受動型の人は、感情は普通の人と同じようにあるのに、その感情を把握するための感覚がうまく機能していないのだ。
辛いはずなのに、「辛い」と感じていない。
悲しいはずなのに、「悲しい」と感じていない。
だから、「感情」と「表情」が一致しない事が多い。
そして、辛いという感情に気づくことができないので、人一倍「ストイック」だったりする。
「心」は辛いと感じているはずなのに自分で気づいていないだけなので、知らず知らずのうちにストレスが蓄積して、いつのまにか体調を崩す事もある。
こういう特徴や「人の気持ちがわからない」「空気が読めない」という特徴は、自分の感情がわからないという症状からくる特徴だ。
アスペルガー症候群の気持ち・感情がわからないアレキシサイミアの克服方法
そんな症状だが、感覚統合をすると把握できるようになる。
「感情」を「感覚」で把握できないので、代わりに「認識」により把握するようにするのだ。
感覚でわからないのなら、頭で理解するということ。
通常は専門家の指導の元で行うのだが、なっさんは自分で自分に施した。
しかも、仕事中に。
これもアスペルガー症候群にはよくある事なのだが、とにかく考え癖や空想癖や妄想癖がある。
そのため、何かをしていても頭の中は現実世界にはなく空想の世界にいるので、その世界で感じた感情が表情にでるため、意味もなくニタニタしていたりする。
これは、アスペルガー症候群の中でも特に積極奇異型と受動型が前面に出やすい。
そういう空想癖は興味がない事をしていて集中できていない時に起きやすい。
なので、仕事中に空想してしまう事はよくあるのだ。
で、仕事中に感覚統合をした時は空想というよりはイメージトレーニングや考え事に近いが、どれにせよ頭の中で現実世界とは別の作業をするという意味では同じ事だ。
そして感覚統合だが、これは過去の出来事を思い出してみて、その時にどう感じたかを振り返り考えて認識するという事をやった。
急激に感覚統合をしすぎた結果、ヤバイ事に・・・
そうすると、過去の辛かった出来事たちを「辛い」と認識して、「感情」「感覚」「思考」が頭の中で一致した。
その時、
あ、これ、ヤバイヤツや!!
と、瞬時に感じた。
今までの辛かったストレスたちが自分に襲いかかってくるのだから、とにかくヤバイ。
その時に、「視覚的」にではなく「感覚的」に開けてはいけない「地獄の門」のような、数メートル級の「デカイ門」が見えた。
イメージ的には「三途の川」と同じだ。
渡ったら戻って来れないみたいな。
それと同じで、開けたら戻ってこれない。
「直感」でわかった。
?!
これ、開けたらあかんヤツやん・・・
でも、勝手に開いていってる・・・
勝手に開いていってる理由は、その門の向こうにある「答え」がわかっていたけど、気づかない「フリ」をしていたからだ。
その「答え」には気づかない方がいいと「直感」で感じていたからだろう。
その「答え」とは、
「無」だ。
「自分は自分ではない、自分はアスペルガーそのものだ」という答えになったので、自分個人が存在する存在意義が消えてしまったのだ。
当然今まで死んだ事はないが、死ぬより怖かったのは覚えている。
そしてその時に、
日本語が理解できない・話せない
自分が誰かわからない
今いる場所がわからない
同僚や知り合いの名前が思い出せない
そんな状態になった。
これが、脳機能が止まったという出来事だ。
そして胸部痛に苛まれ、人の動きが倍速に見え、人の顔が鬼の形相の人形の顔のようにしか見えないという状態になったが、自力で治した。