発達障害の病院の診断が曖昧(アスペルガー症候群・ASD・ADHD・LD・広汎性・自閉症)
2019年2月8日更新。
質問をいただいたんでお答えしていきます。
今回の質問はこちら。
なっさん様はじめまして。
僕は今25歳で24歳の時に病院で軽度の発達障害があると診断されました。
診断からあまり時間は経ってないのですが、その時にお医者様から障害の分類ができないとを言われました。
聞いてみると僕の場合、広汎性・LD・ADHDにまんべんなく当てはまるため、症状を限定して伝えることができないそうで、グレーゾーンということにしてくださいと言われました。
このようなことは他にもあるのでしょうか。
また違う病院で診察してもらった方がいいのか気になります。
ちなみに僕の診断結果は、
全検索(FIQ)は76 ボーダーor平均下
言語性(PIQ)動作性(FIQ)ともに76
言語理解(VC)は80 ボーダーor平均下
知覚統合(PO)は81 ボーダーorは平均下
作動記憶(WM)は76 ボーダーor平均下
処理速度(PS)は69 特に低いorボーダー
となっていました。
発達障害の分類ができないことはあるのか
そうですね。
障害の分類ができないことは十分にありえると思います。
発達障害には種類が多く、
- 広汎性発達障害
- 自閉症スペクトラム(ASD)
- アスペルガー症候群
- 自閉症
- ADHD
- LD
などがあり、どれも似てると言えば似ていますし、さらに分類上「その他の発達障害」っていうのもあります。
実際に障害の分類ができないと言われた人も見たことがありますし、僕から見ても分類が難しそうな人はいました。
そういう人は、障害名により自分のことを把握していくのではなくて、自分にはこんなところがあるこんなところもあるという風に自分のことを把握していっています。
自分のことを知るために、そして自分のことを把握するために的確な診断が欲しいのだと思いますが、診断を受けるというのは手段の一つです。
結果的に、自分のことを知ることや自分のことを把握するという目的達成が重要になってくるのだと思います。
そして、その診断結果で納得がいかない場合は、他の病院でも診察してもらった方がいいと思います。
発達障害の診断ができる医師は増えてきてますが、医師によっても診断結果は変わってくることもあるので、納得がいくまで病院を巡ってもいいと思います。
ドクターショッピングというやつですね。
グレーゾーンと診断する医者もいれば、ADHDと診断する医者もいれば、ADHD+LDと診断する医者もいると思います。
特に精神科や心療内科の場合は、医師の腕が高いか低いかとかっていうよりも医師と患者との相性が物をいうようになってきます。
ちなみに、IQテストの結果は発達障害の診断には関係がないと言えば関係がないかもしれません。
そういうテストをせずに発達障害を診断する医師もいますから。
精神科や心療内科の医師とは相性が重要になる
例えば、天才的な医師がいた場合、一般の人から見るとその医師がヤブ医者に見えたりします。
言ってることが的外れのように感じるはずです。
天才は常人には理解できませんから。
逆に、ヤブ医者と呼ばれる人に診察してもらっても、納得したり満足したりする人もいます。
そういう人に「あの人はヤブ医者だからやめたほうがいいよ」って言っても聞いてくれないどころか、反感を買ってしまうと思います。
だから、その人が納得したり満足すればそれでいいのだと思います。
なので、特に精神科や心療内科での診察は相性が重要になってきます。
だからそういうところも含めて、診断結果に納得がいくまで病院をめぐるのは十分にありだと思います。
手段としてはそういった手段もあるんですが、「自分がどうしたらいいか」は自分で決めた方がいいと思います。