発達障害じゃない高IQ天才ギフテッド「2E」「英才」の特徴
2019年3月2更新。
生まれつき突出した能力をもつ「ギフテッド」とyバレる人たちがいるが、これは発達障害や自閉症スペクトラムではない。
「障害」というより、「才能」というものに近いだろう。
もちろん生きづらい要素もあるが、それ以上に才能が目立つので今のところ障害には認定されていない。
なので、日本の病院では通常診断されないばかりか、精神科医でもギフテッドの概念自体を知らない医者も多い。
ちゃんと診断をしてもらおうとすると、アメリカまで行く必要があるようだ。
(アメリカでも診断はできないという説もあるようだ)
しかし、それはなかなかハードルが低くはないので、インターネットでの診断が使われることが多い。
ギフテッドとは
まず、ギフテッドとは、
- WAISなどの知能テストで点数が高い低いに限らず本質的にIQ(知能指数)が高く
- 問題解決能力も高く
- 様々な分野での上達スピードが早く
- エネルギッシュで
- 知的好奇心から行動をとる
のようなタイプの人の事をさす。
そして、そんなギフテッドには2つのタイプがある。
「英才」と「2E」と呼ばれるタイプだ。
ギフテッドのタイプ「英才」の特徴
ギフテッドの1つ目のタイプ「英才」とは、全般的に能力の高いタイプの人の事をさす。
苦手な事も少なく、だいたい何に取り組んでも人一倍の成果を出しやすい。
アメリカで、中学生くらいの年齢で大学を卒業したというようなニュースを一度は耳にしたことがあると思うが、そういう人がこのタイプであることが多いだろう。
しかし、学業成績が高いからと言ってギフテッドであるとは限らないし、
逆に、逆業成績が高くないからと言ってギフテッドではないとも限らない。
ギフテッドの判断基準は、学業成績や知能テスト結果ではない。
ギフテッドや高IQ者は
- なんでもわかる
- なんでも知っている
- なんでもできる
と思っている人もいると思うが、ギフテッドや高IQ者は「魔法使い」ではない。
そして、ギフテッドと発達障害は併発しやすいが、発達障害を持っていなくて、ギフテッドのみを持っている人がこのタイプに当てはまりやすい。
ギフテッドのタイプ「2E」の特徴
そして、ギフテッドの2つ目のタイプ「2E」とは、得意な分野では突出した能力をもつが、苦手な分野では極端に能力が低くなり、凹凸を持っているタイプのことをさす。
発達障害を併せ持っている人にこのタイプは多い。
なので、ギフテッドと発達障害の2つを併発している場合は、
- ギフテッドの長所を発達障害の短所が打ち消してしまう
- ギフテッドの短所を発達障害の短所が打ち消してしまう
- ギフテッドの特徴が発達障害の特徴に打ち消されない
ということが珍しくないので、ギフテッドかどうかの判断が難しくなる。
ギフテッドを持っている人でも、発達障害の中のアスペルガー症候群の診断しか受けない人も比較的多い。
両者はすごく似ているのだ。
なので、そんな人は他のアスペルガー症候群の人と比べてもなんかしっくりこない部分があったりするので、
当事者会に行っても共感できない事もあり、通常のアスペルガー症候群の人よりも生きづらさや孤独を感じやすいことが多い。
wikipediaから一部抜粋
ギフテッドと他のタイプとの違い
ギフテッドの定義ひとつで、ギフテッド・クラスの選考基準が変わってしまう。
たとえば学業成績で選別する場合、ギフテッドと秀才、成績優秀者は学力的に同じ位置にいる。
しかしそこに到達するまでの過程、つまり学習方法や目的に違いがある。
この2グループが混在したクラスについては、ギフテッドとは名ばかりで進学クラスになっており本当にギフテッドである子供の救済になっていないという反対意見と、ギフテッドの子供が自分と異なるタイプのグループと接することができる多様性のある環境は好ましいという賛成意見がある。
定義のゆらぎ
たとえばアメリカの場合、ギフテッドの定義は州や学区によって異なる。
純粋にギフテッドの生徒を対象にして、空きがある時のみ成績優秀者を受け入れる所もある。
一般的に言って、予算や学級編成の都合があったり、ギフテッドが学力差別だと非難を受けている地域などでは、ギフテッドのかわりに、ギフテッドおよび成績優秀者、上級、優等、高能力、優秀といった呼称を与え、ギフテッドに限らず成績優秀者を上位から選抜していく学校が多い。
学業評価で判定する場合は、生来のギフテッドであってもすくい上げられない生徒が出てくる。