グレーゾーン(軽度・隠れ)アスペルガー子供時代の特徴
アスペルガー症候群は、発達障害の中の自閉症スペクトラムの中に分類される。
さらに、アスペルガーは5つの種類に分類される。
このブログの筆者であるなっさんは、そんなアスペルガー症候群を持っている。
他のアスペルガーの人たちとは何か違うので、グレーゾーン・軽度・隠れかもしれない。
そのせいか、子供の時から少し変わった特徴を持っていた。
では、子供時代にどういった特徴があったのかをまとめていこう。
子供時代(乳児〜幼児)の特徴
授乳時の出来事
通常、乳児時代の記憶というものは覚えていないものだと思うが、なっさんは乳児時代の記憶がある。
母の母乳を嫌って飲まなかったという記憶だ。
なぜ覚えているのかというと、記憶というのは感情が強く紐づいた物事をよく覚えているという特徴がある。
思い出してもらうとわかると思うのだが、今までの出来事でよく覚えているのは、良かったことや悪かったことが多いのではないだろうか。
なので、乳児時代のこの出来事は相当嫌がっていたということだ。
もう、とにかく嫌だったのをよく覚えている。
生まれつきプライドが高くこだわりが強いという特徴があったために、
「なんで俺がおかんの乳を吸わなあかんねん!」と思っていたのだ。
もちろん、当時の湧き上がった感情を今言語化しているだけなので、当時にそんな言葉を言ったわけではない。
保育所での出来事
両親は共働きだったため、なっさんは日中は保育所に預けられていた。
母親から離れることに激しい不安と寂しさを覚え、その極度のストレスで熱が出て泣きじゃくっていた。
甘えたいのに甘えるのが下手だった。
淋しいのに淋しいと言えなかった。
アスペルガーの人にはよくある特徴なのだが、淋しいという感覚と淋しいという言葉が頭の中で連動しなかったのだ。
子供時代(小学校低学年)の特徴
オセロ大会での出来事
見知らぬ人たちが集まるオセロ大会があった。
見知らぬ人たちの中で、初めての経験をすることが不安で怖くて泣きじゃくって、耳が痛いなどと嘘をついて家に帰ったことがある。
ナルシスト
かなりのかっこつけだった。
女の子がいるところではかっこをつけて目立とうとしていた。(外見にこだわりがあった)
そして、これがのちに対人恐怖症の一種である醜形恐怖症に繋がっていく。
とにかく元気
冬でも半袖半パンだった。
学校の体育の時間に着用する体操着がお気に入りだった。(服装にこだわりがあった)
「子供は風の子」というが、そういうものではなくて、体操着にこだわりがあったので寒くても関係なかった。
いじめっ子
アトピーのクラスメイトの子のことをいじめて、PTAで問題になったことがある。
怒られるのは怖いので、それからは反省してしなくなった。
すけべ
クラスメイトの女の子のお尻を触っていた。
この年頃でこれはマズイw
しかし、当時はやめられなかったが、学年が上がるに連れてやめれるようになった。
淋しかったんだと思う。
ちなみに、問題にはならなかったw
チック症
不安や淋しさから、意味のないような特定の身体的な癖やしぐさを繰り返す行動をとり続けることをいう。
なっさんの場合は、
- 意図的なまばたき
- 右手の小指の関節鳴らし
- 音が鳴るような強い咀嚼
を同時に繰り返していた。
向上心
学年が変わるごとに、自分に対する改革意識があった。
自己否定感が強かったが、それが向上心になっていた。
学年が変わるとクラスメイトも変わるので、自分が変わることに対しての周りの目をできるだけ気にしないでいられるチャンスだと思っていた。
不眠症
心臓の音が足音に聞こえて怖くて眠れなかった。
耳元で人の足音が聞こえるようだった。
子供時代(小学校低学年)の特徴
夜尿症(おねしょ)
慢性的な不安と緊張のせいか、夜尿症(おねしょ)が止まらなかった。
小学6年生まで止まらなかった。
夜尿症(おねしょ)というのは、慢性的な不安や緊張が原因なので、ただのおねしょだと思ってメンタルケアは怠るのはやめたほうがいい。
おねしょは一つのサインだ。
たかだか兄弟喧嘩で殺されると思っていた
子供時代、兄とは喧嘩がとにかく多かった。
支配的な人格の兄がとにかく気に入らなかった。
喧嘩と言ってもなっさんは殴ったことはない。
怖くてそんなことはできなかった。
なっさんが殴られる時は「殺される」と本気で思っていた。
子供の頃の「年上」という概念は、とにかく高い塔を見上げているように感じていた。
授業中当てられた時に緊張(社会不安障害)
授業中に先生に当てられる時があったと思うが、その時は過度に緊張して体がガタガタ震えていた。
汗も止まらなかった。
社会不安障害だ。
どこにいても不安と緊張がつきまとう。
自分の居場所や一時のリラックスなんかは手に入れたことはなかった。
枕元にぬいぐるみ
小さい頃から小学校6年生くらいまで、枕元に犬のぬいぐるみを並べて眠っていた。
なんか安心したのだ。
やはり、不安と緊張のせいだろう。
親や兄を殺してやると言っていた
親も兄もとにかくなっさんのことを理解してくれようとせず、高圧的に支配しようとしてきた。
だから、親も兄もいないところで、「絶対殺してやる!」と泣きながら叫んでいたのを今でもよく覚えている。
子供時代(中学生)の特徴
タイプ変化
この頃、受動型から孤立型に変化していった。
こだわりが増してきて、人付き合いを避けるようになっていた。
頭の中で様々な物事に対して「なぜ?」を繰り返していくと、納得できなくてイライラした延長に、このタイプ変化があったように感じる。
発達障害アスペルガーの人は、納得できない物事に対してはイライラすることがよくある。
病的幾何学描写、シンメトリー(強迫観念)
強迫観念が増してきて、神経質になっていた。
自分の部屋に置いてある物も置く位置をミリ単位で決めていて、部屋に勝手に入られたり物に勝手に触られたら鬼の形相でキレていた。
街中にある無数の左右非対称の物が許せなくて、美術の時間に絵を描くときも、定規と分度器を使って左右対称の直線で描かなければ、居ても立っても居られなかった。
人間嫌い
とにかく人間が嫌いだった。
無神経で利己的な生き物で、汚いと思っていた。
体に少しでも接触をしようものなら、「汚い!」と言ってキレていた。
あまりにも人間が嫌いすぎて、三者面談の時に「ムツゴロウ王国に住みたい」と言ったら親にも担任にも相手にされなかったのを今でもよく覚えている。
子供時代(高校生)の特徴
自分が誰なのか何者なのかを考えるようになった
周りの人と比べて、明らかに自分とは違うと思い始めた。
その正体がなんなのかが全然わからなかったが、自分が誰なのか、何者なのかを考えるようになった。
人間嫌い、強迫観念がマシになった
人間嫌い、強迫観念が落ち着いてきてマシになってきた。
少なからず人と関わるようになってきたし、人間のことを汚いと思うことは少なくなってきた。
自分から接することはあまりなかったが、なんとか友達の輪の中には入れるようになった。
集団の最後尾を歩いてはいたがw
不良少年たちと一緒にいることが増えてきたが悪いことはしなかった
普通の人より不良少年と一緒にいることが増えてきたが、悪いことはしなかった。
なんちゃってというヤツだw
通学カバンもぺったんこで両手は後ろポケットにつっこんで歩いていた。
が、喧嘩は怖いw
アルバイトが怖くて続かなかった
接客のアルバイトを初めてしたが、「いらっしゃいませ」を言うのが恥ずかしくて、それすら言えなかった。
初めて経験することも怖かった。
アルバイト前は気分が憂鬱で不意に休んでしまったりもして、1ヶ月くらいしか続かなかった。
アルバイトをしている人をすごいと思っていた
アルバイトをするのがとにかく怖かったので、アルバイトを継続できている人がすごいと尊敬していた。
なんでそんな怖いことが継続できるのだろうと思っていた。