アスペルGUY

高IQギフテッドと発達障害のアスペルガー症候群(ASD)の2E。元カウンセラー、元mensa会員。ここだけの超専門的な情報や知識などを書いている当事者ブログ。他にも精神障害・ADHD・IQや知能指数・mensaの事なども書いている。幼少期からの重度の不眠症や自律神経失調症を独学と分析により完全克服した経験がある。

 

 

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完璧主義シンメトリー強迫観念を治した話。アスペルガー症候群(ASD)の症状

2019年1月9日編集。

 

質問をいただいたんでお答えしていきます。

今回の質問はこちら。

 

私は幼少期から、四角いものが好きで、丸いものは「収まりが悪い」という理由からどうしても受け入れられません。

部屋の角に丸い家具がある空間など非常にイライラして、長時間いることができません。

二次元での(模様など)丸には嫌悪感は全くなく、好きだったりしますが、三次元での丸が生理的にとても苦手です。

我慢とかわがままとかとは違い、生理的にどうしても受け入れられず、苦痛でしかありません。

そういうことへの対処法とかありますか?

 

アスペルガー症候群な自分の子供時代の体験談

あなたがアスペルガー症候群かどうかは知りませんが、こういう強迫観念のような症状はアスペルガー症候群の人には比較的多い症状です。

 

他には、

  • 食事を食べる順番
  • 自分の所有物
  • 仕草・くせなど

に強いこだわりを持っていて、なかなかやめられないこともあります。

僕にも昔似たような症状がありました。

 

こういうのは全然理解されないし、わがままとか思われて誤解されることもあると思うのでなかなか大変だと思います。

 

僕の場合は、だいぶ前に自力で治して今ではこういう症状はなくなりました。

で、その自分の体験談を書いていくのでよかったら参考にしてみてください。

 

こういうものは「こういう風にしたらいいよ」とかいうのは人によって適したり適さなかったりして一概に言い切れるものではないと思うので、体験談を書きます。

 

完璧主義・シンメトリー症候群・強迫観念が招いた悲劇

僕は小学生から中学生ぐらいの頃まで左右非対称のものや曲線が許せませんでした。

家の中はもちろん、街中にある左右非対称のものや曲線も全て許せませんでした。

だから丸い形のものも許せませんでした。

ずっとすごくイライラしていました。

 

理由は極度の完璧主義だったからだと思います。

全てにおいて完璧でないといけないと強く思い込んでいました。

こういうのが強迫観念だと思ってます。

そして、繰り返すようですが、こういう症状はアスペルガー症候群の人にはよくあることです。

 

学校で絵を描く授業があった場合は、

定規や分度器を使って左右対称に描き、

線のみでしか絵を描くことができなかったし、

部屋の模様替えをする時は家具の位置をミリ単位まで調整していたし、

自分の所有物の配置もミリ単位で決めていたので、誰かが触ったらすぐに気づいて犯人を特定して「人のものに勝手に触るな」と火山のように怒り狂っていました。

 

宿題をしている時でも、自分が納得するような綺麗な字が書けない時は何度も何度も書いては消してを繰り返して、それでも自分が納得するような綺麗な字が書けない時は悔しくて涙を流していました。

 

街中や学校で人と接触してしまった場合は、「汚い」とか言って手で払っていました。

 

髪の毛をセットする時でも、当時無造作ヘアーが流行っていて自分もやりたかったんですが、どうしても均等にツンツンに髪の毛を立ててしまっていました。

 

風邪を引いて熱が出た時でも、部屋の模様替えを途中で止めることができず、頭をフル回転させながら家具をミリ単位で調整していて、さすがに疲れたので途中で眠ったところ、起きたら病院のベッドにいたこともありました。

 

病院で目を覚ましたのは眠ってから三日後のことで、意識不明の昏睡状態になっていたそうです。

急性脳炎で死にかけていたそうです。

 

完璧にこだわることをやめると決意した

さすがにもう疲れたんで、このシンメトリー症候群だか強迫観念のようなものを治そうと思って、家具や自分の所有物のミリ単位の調整や左右対称に物を配置したり左右対称の直線のみで絵を描いたりするのもやめました。

 

行動自体はすぐにやめることができたんですけど、でも気持ち的にはすぐにはやめられませんでした。

 

無理やりやめてもすごく気持ち悪かったし、すごくイライラしてました。

気になって気になってしょうがなかったです。

それでも気にせずにずっと放置しました。

気になっても気になっても放置し続けました。

気にしないように意識を回し続けました。

それで1年ぐらい継続させて何も気にならなくなりました。

今では結構ズボラだったりします。

 

そして、今では完璧思考もだいぶ抜けて、

  • 0か100かという極端な考えではなく、
  • 何かを始めるからには最初から完璧にやろうということもなく、
  • 引き算の思考から足し算の思考ができるようになり、

悪いところは少しでも改善していくとか、少しでも結果がでる確率を上げていくというグレーな思考や足し算の思考もできるようになりました。

 

それからはストレスもだいぶ減っていったように思います。

 

以上が僕の体験談になります。

 

何をやる時でも僕のやり方はストイックなのでなかなか真似するのが難しいそうですが、参考になるかどうかは分かりませんけど参考になればと思います。

 

情報元はこちら

www.youtube.com