完璧主義・白黒思考・強迫観念の克服方法の落とし穴。アスペルガー症候群
(2018年12月10日編集)
アスペルガー症候群は、発達障害の中の自閉症スペクトラムの中に分類されている。
そんなアスペルガー症候群の人は完璧主義・白黒思考・強迫観念を持ってる人が多いと思うが、このブログの筆者であるなっさんも昔そうだった。
しかし、すでに克服してるので、それをまとめてみる。
完璧主義ってなにかとしんどい。。。
私生活や社会生活に支障が出てしまうもの。。。
完璧主義や白黒思考の人は、
- なんでも白か黒(0か1)で考えてしまって完璧にしないと気がすまないし
- その完璧さがゆえすぐに結果を求めてしまうので、メンタルがやられて継続ができないし
- 何をするにしても完璧を求めるがゆえ、計画段階で時間をかけて完璧に計画しようとしてハードルが上がって行動に移しにくくなるので
- 何事にもなかなかうまく取り組むことができない
ハードルが高いことに取り組もうとすると、行動をとるのにエネルギーをたくさん使うので、継続ができにくくなる。
三日坊主になってしまいがち。
三日坊主にならなくても、無理に行動し続けると行動をとること自体が億劫になってきて、行動が取りづらくなる。
それでもストイックに無理に行動を取り続けると鬱にもなりかねないし、鬱にならなくても心やメンタルが疲弊するからしんどい。
なっさんもそうだったが、アスペルガー症候群の人にはストイックな人が多い
それで自分に負荷をかけすぎてしまって、心身の体調を崩してしまいがち
で、なっさんがどれくらいの完璧主義だったのかと言うと、通常の完璧主義ではなく、病的な完璧主義だった(笑)
明らかに死が近づいていたw
イヤ、コレは大げさじゃなく、マジなヤツだw
そんな死に近づいた体験も書いていこうw
- 完璧主義・白黒思考・強迫観念の中学生時代
- アスペルガー症候群の自分が完璧主義・白黒思考・強迫観念克服のために実践した方法
- 完璧主義・白黒思考・強迫観念を克服してからの気づき
- アスペルガー症候群の完璧主義・白黒思考・強迫観念の克服方法、まとめ
完璧主義・白黒思考・強迫観念の中学生時代
完璧主義・白黒思考・強迫観念は中学生の時が一番ヒドかったのだが、どんな状態だったのかというと、
- 自分の部屋では1㎜単位で物を決まった所に揃えて置いてるので、少しでもずれるとキレていた。
誰かが触ったらすぐに気づき、相手を問い詰め、キレまくっていた。 - 自分の物を人に触られたり貸したりする事にかなり抵抗を感じる。
- 世の中の全ての左右非対称の物が許せなかったので、学校の授業で絵を描く時は定規とコンパスを使って左右対称に描いていた。
- 字を書く時は納得するような綺麗な字が書けないと、不満で泣きながら納得するまで修正していた。
- 自分の体を人に触られると、汚い!とキレていた。
- 髪の毛を無造作にセットしたり、手で前髪を上にあげたりする動作ができなかった。
こんな感じだw
自分でいうのもなんだが、すげぇハイレベルだ(笑)
かなり気難しいやつw
完璧主義・白黒思考・強迫観念が原因で死にかける?!
これらの癖が災いして、中3の時に風邪を引いた状態で部屋の模様替えを完璧にしようとして頭の中をフル回転させていたら、
風邪の菌が脳に回って急性脳炎にかかり、3日間昏睡状態に陥り、文字通り死にかけた(笑)
死ぬかもしれないと言われていたそうなw
死ななかったとしても、脳に後遺症が残るとか言われていたそうなw
なんとか無事に生還を果たして、そういうことがあったから治そうかなぁみたいな緩い意志は芽生えたと思うw
多分だがw
あまりよく覚えていないw
アスペルガー症候群の自分が完璧主義・白黒思考・強迫観念克服のために実践した方法
多分そういうことがあって、変な思考の癖を治そうと思ったのだが、治すに当たって難しい事は何もしていないw
癖をやめるだけ。
というのも、完璧主義っていうのは一つの思考の「癖」みたいなものだと思うのだ。
アスペルガー症候群自体が先天的なものなので、それに付随する完璧主義・白黒思考・強迫観念も先天的なものであると言ってもいいかもしれないが、
後天的な癖と考えることもできる。
そして、その後天的な癖をやめることはできるはず。
なので、思考と行動の癖をやめるだけなのだが、これがなかなか難しい!
完璧主義・白黒思考・強迫観念に関係してる事ではなくても、なにかしらの思考や行動の癖を見つめ直すようにするのがとっつきやすい。
例えば、
- 決まった時間にコーヒーを飲む習慣があるのならば、飲む時間をずらしてみるとか、 普段使ってる生活用品のメーカーや種類を変えてみるとか
- 普段通ってるルートや時間などを少しだけ変更してみるとか
- 一日のスケジュールを少しだけ変更してみるとか
普段の生活の中で変えやすいところから変えていくと、とっつきやすいハズだ。
少しだけでいい。
完璧主義・白黒思考・強迫観念を持ってる人はいきなり大幅に変更しようとすると思うが、
100点満点(完璧)を基準に引き算で計算して、100点でなければ自分にマイナス評価をつけるのではなく、
0点を基準に足し算で計算して、0点より高ければ自分にプラス評価をつけていく意識と習慣がとても重要になる。
なので、完璧主義を「完璧に治す」心構え自体が落とし穴になる。
完璧主義だと難しいと思うがすぐに結果を求めてはダメ
そういうことを繰り返していくと、気がついたら治っていた。
しかし、完璧主義の人はすぐに結果を求めてしまうと思う。
繰り返すようだが、完璧主義を完璧に治す心構え自体が落とし穴になる。
なので、すぐに結果を求めてしまわないようにするために、まずはスパンを決めた方がいい。
どうしても数日で治そうとしてしまうと思うが、そこは上記や下記のような理論で納得してほしい。
数年は完璧主義をやってきたのだから数日で治るわけがないと。
こういうことを頭に入れた上で、すぐに治らなくてもとにかく気にしない。
気にしてしまっても何ヶ月も気にしないということを意識し続ける。
こういう意識は前提として必要になる。
過去の自分のツイート。
アスペの人が二次障害対策する時、
— なっさん@はてなブログ (@89151c3d9472441) 2017年7月2日
完璧思考や白黒思考から
すぐに結果を求めてしまい、
すぐやめる事が多い。
対策は通常1ヶ月は継続しないと効果が出にくい。
なので、何も考えずにやり続ける方が良い。
大事なのは思考より行動。
思考は重要、行動は必要です。
完璧主義・白黒思考・強迫観念を克服してからの気づき
で、克服してから気づいた事がある。
それは基本は不完全な方がいいという事。
どういう事かというと、人は完全な人より不完全な人、弱点のある人を好む。
そういう人の方が安心するわけだ。
心理学上、そうなっている。
なので、人に自分の事を話す時、失敗談や弱点やコンプレックスをさらけ出すようにすると好かれ、人間関係が円滑になりやすいのだ。
アスペルガー症候群の人は、自分や他人の感情や気持ちを把握するのが困難だと思うので、その代わりに頭で心理学を理解していくと処世術になる。
完璧主義・白黒思考・強迫観念を克服させたら楽観主義になったw
という事で、今は超適当、超楽観主義だ(笑)
だって、完璧にしたらしんどいやん!
肩の力を抜いた方がうまくいきやすいやん!みたいな感じに仕上がってしまったw
やっぱりこの状態は楽なので、是非目指して欲しいところだ。
アスペルガー症候群の完璧主義・白黒思考・強迫観念の克服方法、まとめ
- 完璧主義は思考の「癖」
- 完璧主義を「完璧に治す」心構えは落とし穴
- 完璧主義はスパンを決めて「長期的」に治す
- 人は完全な人より「不完全な人」を好む(心理学)