アスペルGUY

高IQギフテッドと発達障害のアスペルガー症候群(ASD)の2E。元カウンセラー、元mensa会員。ここだけの超専門的な情報や知識などを書いている当事者ブログ。他にも精神障害・ADHD・IQや知能指数・mensaの事なども書いている。幼少期からの重度の不眠症や自律神経失調症を独学と分析により完全克服した経験がある。

 

 

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天才?頭が悪い?アスペルガー症候群(ASD)は頭は良いが賢くない?

2019年2月22日更新。

 

アスペルガー症候群は、発達障害の中の自閉症スペクトラムの中に分類され、

さらに、5つのタイプに分類される。20180119224731

その中でも、孤立型と尊大型と受動型には頭の良い人が多い。

天才と呼ばれる人もいる。

 

あのAppleの創設者のS氏も孤立型といわれている。

歴史上の偉人には多いタイプだ。

 

しかし、「頭が良い」と言ってもそれには種類がいくつかある。

  • 勉強ができる
  • 頭がキレる
  • 頭の回転が早い
  • 賢い
  • IQや知能指数が高い

など。

 

その中でもアスペルガー症候群の孤立型・尊大型・受動型に多いのが、「IQや知能指数が高い」人たちだ。

そして、こういう人たちには「賢くない」人たちが多い。

 

この2つがどう違うのかを解説していこう。

 

IQが高いのと視野の広さ・問題解決能力は比例する

頭のいい人たちの中でも、IQや知能指数が高い人はどんな人なのか。

 

以下の特徴の中でも、基本的により多くの項目に当てはまった人が、IQや知能指数の高い人と言っていいだろう。

  • 視野が広い
  • 他の人ほど思い込みが強くない
  • 「人の立場」より、「人」に興味がある
  • テレビやネットの情報を疑う
  • 本質・実態・共通点・法則性などを把握するのが早い
  • 問題解決能力が高い
  • 伝えたい事が多くの人に伝わらないとよく感じる
  • 世間の人たちが言ってることに対して納得共感ができないことが多い
  • あまり感情的にならない
  • よく「なんで?」という

 

賢い人は有利に立てる人

では、賢い人とはどんな人なのか。

それは、自分の立場が有利になるように頭を使う事のできる人だ。

 

アスペルガー症候群の人は、生まれつき感情把握機能が低下している。

さらに、IQや知能指数の高いアスペルガー症候群の人は、理論や哲学に特化しているため、感情面には弱い。

 

だから、自分の中の問題や物事の問題を解決させるのは得意だ。

しかし、他人が関与する物事の関しては問題を解決させるのは苦手だ。

 

相手に理論的に哲学的に説明するだけになってしまうからだ。

その相手の感情の処理をしないと、理論や哲学は入っていかない。

 

誰しもが、感情的になってる時に正論を言われても「イラっ」としてしまうだけなのだ。

 

他人が関与する場合の問題解決をするためには、「感情的配慮」という経緯を踏まないとうまくいかない。

 

自分の立場や状況を有利にしていくための「賢さ」が足りないために、そこまでできないのだ。

 

頭が良すぎることが足を引っ張ってしまう。

度々、よくない意味で「頭が良すぎる」という表現が使われると思うが、それはそういう意味なのだ。

 

そして、IQや知能指数が高い人は問題が起きた時には「原因」に対して対策を打つ事を考えるが、そうじゃない人は「結果」に対して対策を打とうと考えるのだ。

 

なぜなら、原因に対して対策を打つことが「解決」に繋がるからだ。

だから、解決能力が高くなるのだ。

 

しかし、「原因」と「結果」の両方に対して対策を打つことが、効率よく問題を解決させる方法になる。

そして、その両方に目を向ける方が視野が広いと言える。

 

例)子供AとBがケンカをして、AがBを軽く叩いたからBがAのおもちゃを壊した。

 

上記の例の、おもちゃを壊したところだけを目撃した場合、普通の人はおもちゃを壊した事について考えるが、IQや知能指数が高い人は、まず、両者に事情を聞いて原因を探し、叩いたという事について考えようとする。

 

おもちゃを壊した事だけを注意しても、何の解決にもならないだろう。

 

さらに、IQや知能指数の高いアスペルガーは原因に対して対策を打つ事に固執する。

解決させないと意味がないと考えるからだ。

 

しかし、解決にはいろんな意味で時間がかかる。

だから、結果に対して対策を打つ。

結果に対して対策を打った方が、すぐに状況を変えることができるからだ。

 

賢い人というのは、解決するとかしないとかではなく、自分の立場を有利になるように頭を使う事のできる人なのだ。

 

ということなので、アスペルガー症候群の人は天才だとか頭が悪いだとか正反対の評価がつくようになってしまうのだろう。

 

中には、IQや知能指数が高くなくて賢くない人もいるが。

 

だから、IQや知能指数が高いアスペルガー症候群の人が賢い選択ができるようになれば、最強だろうと思う。

 

天才?頭が悪い?アスペルガー症候群(ASD)は頭は良いが賢くない?、まとめ

  • アスペルガー症候群の孤立型と尊大型と受動型の人は頭がいい人が多い
  • 頭の良さにはいくつか種類がある
  • アスペルガーの孤立型と尊大型と受動型の人はIQや知能指数は高いが賢くない人が多い
  • IQや知能指数の高さと、視野の広さ・問題解決能力は比例する
  • 賢い人とは、自分の立場や状況を有利にしていける人
  • アスペルガー症候群の人は、生まれつき感情把握機能が低下している
  • IQや知能指数の高い人は、理論や哲学に特化している
  • IQや知能指数が高い人は、自分の問題を解決させるのが得意
  • IQや知能指数が高い人は、他人が関与する問題を解決させるのが苦手