【受動型の特徴診断】アスペルガー症候群(ASD)のタイプや種類(受け身・優柔不断・過剰適応・断れない・優しい)
2019年2月23更新。
アスペルガー症候群は、発達障害の中の自閉症スペクトラムの中に分類され、
さらに、5つのタイプや種類に分類される。
そんな発達障害のアスペルガー症候群の「受動型」は、内向型アスペルガーの1種で、よく「受け身型」と言われる。
アスペルガーの実態は、感情把握機能の低下により「感覚が特殊」であるために自他の感情に気づきにくい。
そこに「控えめ」な性格が加わると、受動型特有の特徴・特性が出てくる。
自分のことがよくわからないとか、
わからないことがよくわからないからわからないという言葉が出ないとか、
何を考えているかよくわからないと言われたりとか。
しかし、受動型の人はアスペルガー症候群の中でも一番好かれやすいタイプだ。
のび太型ADHDにも似ているが、似ていて全く別の発達障害だ。
病院や医者によっても診断結果が変わることがあるくらいだ。
そんなアスペルガー症候群受動型の特徴をまとめてみたので、診断として参考にしてもらうのもいいだろう。
アスペルガー症候群のタイプや種類の変化
アスペルガー症候群のタイプや種類は、成長過程や環境において変化する事があるという特徴がある。
病院にもよるが、成長過程や環境におけるタイプや種類の変化も診断基準にしている病院もあるくらいだ。
なっさんの場合は幼少期の頃は「積極奇異型」だったが、途中で「受動型」に変化した。
経験上言える事は、アスペルガー症候群の実態は変化せずに性格が変化すると、タイプや種類が変化するという事だ。
元々積極的だったのだが、お調子者のような一面があり、ちょっとした事でも傷つきやすかった。
そして、傷ついた経験から臆病性が出てくると、自粛するようになる。
これが積極奇異型から受動型への変化だ。
これは、一般の人にも当てはまる。
環境や人間関係において、ストレスが蓄積すると怒りっぽくなったりもするだろう。
周りにいい人が多ければ、いい人になりやすくなるだろう。
アスペルガー症候群の人は、タイプや種類に当てはめることができるだけなのだ。
そして、タイプや種類が変化すると、全面に出てくる特徴が変わる。
受動型の人は、人に合わせるようになったり、観察して空気を読もうとしたりするようになる。
アスペルガー症候群受動型の特徴・診断
受動型の特徴や、他のタイプや種類よりも目立つ特徴をまとめてみた。
- 周囲の意見に流されやすく、相手に合わせる事が多い(過剰適応)
- 押しの強い人に弱く、誘われたら断れない(そのまま流される)
- コミュニケーションが苦手(単発の返事が多い)
- 「あれ」「あそこ」と言われてもピンとこない
- よくわからないので、主体性がなく、優柔不断にみられがち
- 自分の事がよくわからないので、大丈夫なのかそうじゃないのかすらわからない
- わからない事がわからないので、わからないという言葉が出てこない
- 言葉通りに受け取る、真に受ける、冗談が通じない、真面目
- 自分の事を聞かれるのが答え方に一番困る
- 空気が読めないが読もうとする、もしくは読める(観察力が高い)
- ん〜、う〜ん、とよくいう (言葉が出てこない)
- ストレスに気づきにくいので、打たれ鈍い(ストレス耐性が高い)
- 騙された事にも気づきにくいので、人に騙されやすい
- 性格が優しいので、好かれやすいタイプ
- 文句や愚痴をほとんど言わない
- 何があっても大抵ケロッとしている
- わからない事を言われてもわかったフリをする事が多い
- 自分の中に子供が同居しているような人が多い
受動型の方は一見して社会によく適応しているように見えて何にも問題を抱えていないように見える。でも内面では自己主張できないことや主体的になれないこと、自分の意見や感情が言えない、たとえ困っていたとしても発信できない。これが支援上も社会進出上も大きな障害になりうると思うわ。
— 発達障害者の背中を支える妹bot (@isam3lbot) 2018年1月19日
自分のことが良く分からない、自分の感情や苦痛に鈍感。これも調べると受動型の特徴らしいですね。会話で「自分のことを話せ」と言われても困ってしまうのもこれが原因みたい。だから雑談とかで自分の番が回ってくると何も話せなくてそれが苦痛になったりします。 #発達障害 #ASD #受動型
— 発達障害者の背中を支える妹bot (@isam3lbot) 2018年1月22日
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