【キレる・暴言・癇癪】攻撃的なアスペルガー症候群(ASD)の対処対応「アンガーマネジメント」
2019年2月28日更新。
アスペルガー症候群は、発達障害の中の自閉症スペクトラムの中に分類されている。
そんな発達障害のアスペルガー症候群の人は、急に爆発的に
- キレたり
- 暴言を吐いたり
- 癇癪を起こす
事があるので、攻撃的な一面がある。
例の一つがコチラ。
まったく関係のない人でも、誰かがルールを破ったのを見てしまうと猛烈に腹が立ち、取り憑かれたようにそれについてばかり考え、怒りの感情に飲み込まれてしまうのです。
誰かがルールを破る行為を見た瞬間、怒りは爆発的に湧いてきます。でもそれを口にする時は我慢の限界を超えたときです。
他人にはこの経緯が見えないため、いつも「突然怒る」という印象を与えるようです。
これは「ルールに厳格である」という特性に、「自分と他人の境界が曖昧」という特性が重なったために起こるのではないかと考えています。
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これは、その人の中の「ルール違反」をしたときに怒っているのだが、「認知」が偏っていることと、極端な白黒思考であるために怒りがこみ上げるのが、一つの要因になっている。
怒りの感情のコントロール「アンガーマネジメント」
「怒り」とはよくない感情のように思われている事も多いが、そもそも怒りという感情は必要な感情だ。
自分を守るための防衛の感情なのだ。
しかし、怒ると人に嫌な思いをさせてしまうのも事実。
なので、怒りの感情のコントロール「アンガーマネジメント」というものがあるのだ。
これは、認知を変えて怒りの表現方法を変える事で、怒りと上手に向き合っていくものだ。
アドラー心理学でも知られている内容なのだ。
その際に「怒り」という「感情」を操作することはできません。
そうではなく、その「感情」を生み出した「認知」を修正するのです。
「バカにされた」という認知の根底には「自分は人に好かれるはずがない」という自己否定的なライフスタイルが隠されていることでしょう。
それこそが正すべき対象です。「怒り」そのものを操作しても意味がないのです。
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そして、その「アンガーマネジメント」をする事で、適切な怒りの表現ができるようになる。
しかしアンガーマネジメントができるようになると、人を傷つけず、自分を傷つけず、モノに当たることなく「自分は怒っている」ということを上手に表現できるようになるのだそうです。
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アンガーマネジメントの方法
具体的なアンガーマネジメントの方法としては、なぜ怒ったかを考え、相手にアイメッセージで伝えるということ。
怒りの感情というのは二次感情なので、一次感情が存在する。
その一次感情とは、「困り」だ。
何かに困っているから怒るのだ。
それを、主語を「私は」にして相手に伝える(アイメッセージ)。
例えば、こんな具合だ。
「私は静かに本を読みたくて困っているから静かにしてほしい」。
こういう風に怒りをコントロールすると、円滑になる。
スマホのゲームやろっかなーとかSNSみたいなーとか小腹すいたなーとか、そういうちっちゃい欲望を、「あと5分待ってね」ってちょいちょいおあずけにするってのをくり返してると、だんだん意志力が高まってくるのか 欲望が弱まってくるのか、自分をとてもコントロールしやすくなってくる。
— ひらめきメモ (@shh7) 2018年1月22日
ネガティブな感情を常に感じていると、それが脳の癖になってしまい、思考や感情が負の方向に傾きやすくなってしまいます。
— kotori@発達障害を生きる工夫 (@kotori_ASD) 2018年1月21日
憂鬱な気持ちや怒りなどに自分が支配されないよう、努力することも大切です。
深呼吸したり他の事を考えたりして、負の感情が暴走しないように気を付けましょう。#発達障害
【キレる・暴言・癇癪】攻撃的なアスペルガー症候群(ASD)の対応対処、まとめ
- アスペルガー症候群の人は、急に爆発的にキレることがある
- アスペルガー症候群の人が急に爆発的にキレる要因の一つは、認知が偏っていること
- アスペルガー症候群の人が急に爆発的にキレる要因の一つは、極端な白黒思考であること
- 「怒り」は必要な感情
- 怒りの一次感情は「困り」
- アイメッセージ「私が感じたこと」を伝えることが重要