アスペルGUY

高IQギフテッドと発達障害のアスペルガー症候群(ASD)の2E。元カウンセラー、元mensa会員。ここだけの超専門的な情報や知識などを書いている当事者ブログ。他にも精神障害・ADHD・IQや知能指数・mensaの事なども書いている。幼少期からの重度の不眠症や自律神経失調症を独学と分析により完全克服した経験がある。

 

 

Select Langage

 

知ってる?ADHDとアスペルガー症候群(ASD)積極奇異型の特徴の違い

ADHDとアスペルガー症候群は同じ発達障害の中に分類されていて、すごく似ているがこの二つの障害は全くの別の障害。

 

併発しているとなおさらわかりにくいが、全くの別物。

 

そして、アスペルガー症候群は5つのタイプに分類することができる。

  • 孤立型
  • 受動型
  • 積極奇異型
  • 尊大型
  • 大仰型

の5つだ。

 

そんなADHDとアスペルガー症候群積極奇異型は特によく似ている。

どちらも積極性があるからだ。

 

両者の一般的な特徴の違いは調べたら出てくると思うが、少々わかりにくい。

抽象的でピンとこない。

 

しかし、特徴の本質的な違いは、

ADHDは感情抑制機能の低下

アスペルガー症候群は感情把握機能の低下

ということが言えると思う。

 

そう考えると色々とわかりやすい。

 

この両者の本質からくる特徴の違いについてまとめていこう。

 

アスペルガー症候群積極奇異型の人によくみられる特徴

思い込み

ADHDに比べて、アスペルガー症候群積極奇異型の方が思い込みが強い。

どのタイプにも見られる特徴だが、このタイプに一番顕著に見られる。

 

特定の情報を根拠もなく信じることが多い。

一般の人でも「〇〇さんが言ってた」とか「テレビで言ってた」という理由だけで信じることは多いかもしれないが、積極奇異型の人はもっとその傾向が強い。

 

そのため、このタイプはIQが低い人が多いので、物事を論理的に考えることも苦手で問題解決能力が高くない。

 

有名な偉人たちにアスペルガー症候群の人が多いイメージがあるが、この積極奇異型の偉人は0に近いくらいいないんじゃないかと感じる。

 

距離感がわからない

アスペルガー症候群積極奇異型は人との物理的距離感や心理的距離感がわからない。

出会ったばかりなのになれなれしくしたり、物理的に近づきすぎたり、人が傷つくような爆弾発言をすることもある。

 

しかも悪気がない。

純粋にただわからないのだ。

 

そのため他のアスペルガー症候群のタイプよりも嫌われやすい傾向にある。

 

思考より感情面が強い

極奇異型は、他のタイプのアスペルガー症候群の人よりも思考が浅く感情が優位になりやすい。

 

アスペルガー症候群の中でも一番感情面が強くでるタイプ。

このタイプの人と接していると、どこか幼ささを感じる。

 

気づきや学習が少ない

アスペルガー症候群積極奇異型の人は、家族や会社の人などから急に攻撃されることがある。

 

それは、極端に気づきや学習が少ないために、何も悪気はないのに嫌なやつだと思われて起こる現象。

 

例えばこの記事を見て自分に当てはまっていても、それに気づかないこともよくある。

それくらいなかなか気づかない。

 

認知の歪み

アスペルガー積極奇異型の人は特有の認知の歪みが特に目立つので、よく勘違いや思い込みで感情的になることや悲観的になることがある。

 

触れらると機嫌を損ねてしまうような地雷が多く、よく怒ったり被害妄想に入ったりする。

 

相手が一般的に普通だと言われるような振舞いをしているのに、「自分は嫌われている」とか「嫌がらせをされている」など思い込むことがある。

 

早とちりをよくするのだ。

 

ADHDの人によくみられる特徴

多動

よくそわそわしたり、じっとできなかったりする。

順番も待てないこともある。

こういう特徴は感情抑制機能の低下からきている。

 

不注意

忘れ物やうっかりミスが多い。

気をつけているつもりでもなかなかなくならない。

興味の対象が次々に移ってしまうためだ。

これも感情抑制機能の低下にからくる特徴。

 

衝動

その時の感情で行動を取ってしまう。

例えば、衝動買いとかキレるとか。

感情抑制機能の低下から衝動的な言動を取ってしまうのだ。

 

その他の特徴の違い

両者ともに共通して見られる特徴もあるが、その特徴の原因に違いがあるので、まとめていこう。

 

コミュニケーション

ADHDの人は感情抑制機能の低下からくる「衝動的な言動」という特徴からコミュニケーションを取るのが苦手。

 

アスペルガー症候群の人は、感情把握機能の低下からくる「人の感情を把握することが苦手」という特徴からコミュニケーションを取るのが苦手。

 

どちらも話しが急に飛ぶことが多い。

 

それに加えてアスペルガー症候群積極奇異型の人は、会話がキャッチボールというよりもバッティングに近くなりやすい。

 

人の話しは黙って聞いているが、共感や相槌や反応がなくいきなり自分の意見や主張を返すことから、コミュニケーションの仕方がキャッチボールと言うよりバッティングのようだと感じる。

 

金銭管理

ADHDの人は感情抑制機能の低下から金銭管理が苦手だが、コントロールさえできれば可能。

アスペルガー症候群の人は金銭管理がそもそも苦手。

 

人間関係

ADHDの人は衝動的な言動が多いため、人間関係を構築しにくい。

アスペルガー症候群の人は他人の感情より自分の感情の方に特に敏感なため、人間関係を構築しにくい。

両者ともに自分勝手だと思われることが多い。