アスペルGUY

高IQギフテッドと発達障害のアスペルガー症候群(ASD)の2E。元カウンセラー、元mensa会員。ここだけの超専門的な情報や知識などを書いている当事者ブログ。他にも精神障害・ADHD・IQや知能指数・mensaの事なども書いている。幼少期からの重度の不眠症や自律神経失調症を独学と分析により完全克服した経験がある。

 

 

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発達障害アスペルガー症候群(ASD)の特徴。5つの苦手で興味のないもの

アスペルガー症候群は、発達障害の中の自閉症スペクトラムの中に分類される。

 

そんなアスペルガー症候群の人には、ほぼ全員に共通する興味がなかったり苦手な物事というものがあるという特徴がある。

 

探せばもっとあるはずだが、とりあえず思いついた物事5つについてまとめていこう。

 

アスペルガー症候群に共通する興味がなく苦手な5つの事例

アスペルガー症候群の人たちにほぼ共通する、興味がなく苦手な5つの事例は以下の通り。

  • お世辞
  • 流行
  • ニュース
  • 騒音
  • 人付き合い

 

お世辞に興味がない苦手

アスペルガー症候群の人は、感情や暗黙の了解や言葉の裏の意味を読み取るのが苦手という特徴がある。

 

これは、アスペルガー症候群の人は先天性の脳機能障害であり、生まれつき感情把握機能が低下しているために起こる。

 

そのため、相手の感情を読み取ることが苦手というよりも、自分の感情を把握するのが苦手だから相手の感情も読み取ることが苦手だと言える。

 

だから、特に大人のアスペルガー症候群の人は自分のことをよくわかっていない人も多い。

自己把握が苦手なのだ。

 

それに対処していく方法としては、感覚統合による理解や認識を使って感情を知っていくという方法がある。

 

感覚で感情というものがわからないのであれば、頭を使って理解していくしかない。

これが、彼らの処世術と言えるだろう。

 

流行に興味がない苦手

アスペルガー症候群の人は、流行に興味のない人が多いという特徴がある。

みんな持っているから自分も持ちたいという気にならない。

 

そのため、服や小物や趣味などは独自のものを好むことが多い

なので、外見も割と個性的か地味だったりする。

 

そして、流行についての世間話なんかにはなかなか入っていけない。

 

ただでさえ、感情把握機能が低下していて共感を使ったような世間話が苦手という特徴があるのに、そこに流行が入るとなおさら入っていけない。

 

逆に、自分の好きな物事や興味のある物事について、一方的に話すことに関しては得意な人も割と多い。

 

ニュースに興味がない苦手

アスペルガー症候群の人は、ニュースの中でも特に政治や経済のことに興味がなかったり苦手という特徴を持っている人は多い。

 

ニュースを見ても自分で調べてもなかなか頭に入っていかない。

普通の人もそうだが、興味のない物事に関してはなかなか覚えることはできない。

 

アスペルガー症候群の人は、これが極端だ。

普通の人もアスペルガー症候群の人も、本質的には同じだ。

 

アスペルガー症候群の人は、何事も極端なだけだ。

だから個性に凹凸があったり、得意分野と苦手分野に大きな差が生じるという特徴があるのだ。

 

だから、逆に得意な物事は普通の人よりも特化しやすいという特徴もある

いかに得意分野を伸ばしていくかというのが、自分の生き方や将来に大きく影響する

 

繰り返すようだが、もちろん普通の人にも同じことが言えるのだが、アスペルガー症候群の人にはさらに当てはまる。

 

騒音が苦手

アスペルガー症候群の人は、騒音が苦手という特徴がある人が圧倒的に多い。

 

どれくらい苦手かは個人差があるが、音のせいでパニックになったり、倒れたりすることもある。

 

これは、アスペルガー症候群の人はいろんな声や音がある中で、目の前の声や音などの意識した声や音だけを聞き取れるようにしていくカクテルパーティー効果(慣れのような機能)という機能が生まれつき機能しにくいという特徴からきている。

 

そして、こういうアスペルガー症候群由来のパニックをメルトダウンというが、通常このメルトダウンは一生続く。

 

このブログの筆者なっさんも騒音やいろんな声や音が飛び交うところに長時間いると、頭の中が麻痺するような世界がぐるぐる回るような感覚に襲われる

 

なので、対処をしていく必要がある。

個人的な対処法としては、イヤホンをつけるということ。

 

ベタな方法だが、効果は抜群だ。

音楽は流してもいいし流さなくてもいい。

どちらにしても効果がある。

だから、耳栓でもいい。

 

イヤホンをつけて音楽を流す場合に気をつけないといけないのは、大音量を流さないということ。

 

大音量の音をや騒音を聞いていると、ストレスになる。

そのストレスにより、体調が悪くなったり怒りやすくなったりする。

 

ストレスに対して鈍感な人もいると思うが、大音量の音や騒音を聞くとストレスになるという特徴は、アスペルガー症候群の人だけではなく普通の人にも当てはまる。

 

また繰り返すようだが、アスペルガー症候群の人は極端なだけなので、彼らに当てはまることはだいたい普通の人にも当てはまる。

 

アスペルガー症候群の人は、極端だからわかりやすい。

それだけだ。

 

人付き合いに興味がない苦手

アスペルガー症候群の人は、ほぼ全員人付き合いが苦手だ。

 

なぜかというと、生まれつき感情把握機能が低下しているために、共感したり空気(感情)を読むということが苦手だという特徴があることから、普通の人から敬遠された経験がある人が多いからだ。

 

それと、自己把握が苦手だという特徴もあるので、自分のことを聞かれるとなんて答えていいかわからないので、困ってしまう。

 

わからないこと自体がわからないという事も割とあるので、自分のことを聞かれても、「う〜ん」としか答えようがないのにも関わらず、「なんで答えてくれないの?」と責められる事もある。

 

ただ単に答えないのか、答えられないのかは表情や様子を見ていれば簡単にわかると思うが、普通の人はそこまで観察力や洞察力がある人はそんなにいないのだろう。

 

そういう力をつけてこなくても生きてこれたという事だろう。

 

平均的な人はあくまで平均的な能力を持っているが、アスペルガー症候群の人たちのように凹凸のある人は平均的な人に優っているところもある。

 

なので、平均的な人やそういう人が活躍している場所で苦しみながら生きていくよりも、自分が活躍すべき舞台を見つけることが、少しでも楽に生きるための近道だと感じる。