アスペルGUY

高IQギフテッドと発達障害のアスペルガー症候群(ASD)の2E。元カウンセラー、元mensa会員。ここだけの超専門的な情報や知識などを書いている当事者ブログ。他にも精神障害・ADHD・IQや知能指数・mensaの事なども書いている。幼少期からの重度の不眠症や自律神経失調症を独学と分析により完全克服した経験がある。

 

 

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カサンドラ症候群とアスペルガー(ASD)夫の接し方・付き合い方

2019年3月1日更新。

 

「アスペルガー夫」「カサンドラ症候群」という言葉がある。

 

そして発達障害のアスペルガー症候群の人の中でも「人のせいにする」タイプがいる。

5種類あるアスペルガー症候群のうちの「尊大型」というタイプだ。

 

このタイプには頭がいいタイプとそうでもないタイプがいる。

ここでは、「頭がいいタイプ」にフォーカスしてまとめていく。

 

この「人のせいにする」尊大型タイプのアスペルガー夫とずっと一緒に生活をしていると、

  • 認めてもらえない
  • 共感してくれない

そんな生活が続く。

 

そのため、妻の自己肯定感や自尊心が低くなり、心のエネルギーが枯渇してうつのような状態になる。

 

これが「カサンドラ症候群」だ。

 

このブログの筆者であるなっさんもアスペルガー夫だが、自分でだいぶ紐解いたので、世のアスペルガー夫へのメッセージとしてまとめていく。

 

しかし、あくまでも読み手はカサンドラ症候群の人という事を想定してまとめていく。

 

アスペルガー夫は人のせいにする

なぜ、アスペルガー夫は妻の事を責めるのだろうか。

実は、これは妻に限った話しではない。

アスペルガー症候群の尊大型は、基本的に人の事を責める。

 

責めない時は、

  • 相手の言う事がよっぽど合理的や理論的である場合
  • 相手との関係が知り合ったばかりの遠い関係である場合
  • 相手の方が社会的立場が上である場合

こういった場合に限られる。

 

なので、

  • 合理的や理論的ではなく、感情的である場合
  • 知り合って長く、親しい関係の場合
  • 自分の社会的立場が優位な場合

こういった場合は相手を責めやすい。

つまり、妻や母親を責めやすいという事なのだ。

 

では、なぜ妻や母の事を責めるのか。

 

それは、合理的で理論的で問題解決能力が高い自分の考えが正しいと考えていて、認めて欲しいと感じているからだ。

 

だから認めてもらえないと、

  • なぜこんな事がわからないんだ
  • なぜ認めてくれないんだ

と憤る。

 

なぜアスペルガー夫は人のせいにするのか

では、なぜそうなったのか。

 

長い間、親など人にあまり認めてもらえなかったから、自分の事を認めて欲しいという承認欲求が溜まっているのだ。

 

アスペルガー夫に責められ続けているあなたも、認めて欲しいと感じているのではないだろうか?

 

そしてそれが続くと、

  • 自分のせいにする
  • 他人のせいにする

このどちらかになってしまっているのではないだろうか。

 

実は、アスペルガー夫の原因もカサンドラ症候群の原因も、「認めてくれない」という事なのだ。

 

では、アスペルガー夫とどう接していけばいいのか。

 

根本的に正していくなら「認め続けていくこと」になるが、これでは時間もかかるし、労力もかかる。

 

なので、違う方法をとった方がいい。

 

アスペルガー夫の対処・対応・接し方

それはどういう方法なのか。

「合理や理論で勝つ」という事だ。

 

そうは言っても難しいと感じるかもしれないが、要点さえ押さえておけば簡単ではないにしろそこまで難しくはないはずだ。

 

その要点とは、合理や理論は重要だけど、感情面や共感も重要だという事を理論的な説明で納得させればいい。

 

アスペルガー夫を理論的に納得させる方法

では、どうやって納得させればいいのか。

 

まず、頭のいいアスペルガー夫は、問題解決や合理性や論理性に特化した考え方をしていて、承認欲求が溜まっていることを把握しておいて欲しい。

 

その問題解決のために原因を把握しようとする。

そのためによく「なんで?」と聞くのだ。

原因に対して対策を打たないと解決しないと考えているのだ。

 

そして、頭のいいアスペルガー夫は基本的に問題が起こるような原因を作らない。

だから口喧嘩が強い。

 

さらに、承認欲求が溜まっているので、基本的に「反論」は避けた方がいい。

自分の意見を言うにしても、まず相手のことを肯定した上で、「でも」という言葉を使わずに言った方がいい。

 

こういったアスペルガー夫の脳内の仕組みを利用する。

どういう風に利用するのか。

 

一度考えてみて欲しい。

 

話し合いや解決をしようとした時、感情的になっている場合は話し合いどころではないはずだ。

これは理論派のアスペルガー夫に対しても同じ事が言える。

 

  • 許せない事があって憤りを感じて怒った時
  • 悪い事があってすごく落ち込んだ時
  • すごく不安になった時

アスペルガー夫でも、過去にこんな時はあったはずだ。

 

そんな時に、いきなり理論的な事を言われても正論と感じるだろう。

だから、感情面のケアや共感は問題を解決させるためには重要な事なのだ。

 

問題解決するには解決の理論と心の理論が重要、いや、「必要」なのだ。

 

カサンドラ症候群とアスペルガー(ASD)夫の接し方・付き合い方、まとめ

  • 人のせいにするアスペルガー症候群は、尊大型であることが多い
  • 尊大型アスペルガー症候群は、頭がよく合理的理論的な人が多い
  • 尊大型アスペルガー症候群は、共感しない・他者を認めない
  • 尊大型アスペルガー夫とずっと一緒にいると、カサンドラ症候群になりやすい
  • 尊大型アスペルガー症候群は、承認欲求がたまっている
  • 尊大型アスペルガー症候群は、理論的なことに納得しやすい