【似てる】不注意型(のび太型)ADHDとアスペルガー症候群(ASD)受動型の特徴と違い
2019年3月3日更新。
アスペルガー症候群は発達障害の中の自閉症スペクトラムの中に分類されていて、
タイプが5つあり、ADHDは発達障害の中に分類されていて、タイプが2つある。
そして、アスペルガー症候群の受動型の人と
不注意型ADHD、通称「のび太型ADHD」の人の特徴はよく似ている。
病院で診断を受けても誤診されることがあるくらいだ。
誤診をされるとまるで対策が変わってくるので、できる限り正確な診断を受けることが重要になる。
なので、参考までにアスペルガー症候群の受動型と
不注意型ADHD(のび太型ADHD)の特徴と違いをまとめていこう。
- アスペルガー症候群全般的の当てはまる一般的な特徴
- アスペルガー症候群受動型の特徴
- ADHD全般的に当てはまる一般的な特徴
- 不注意型ADHD(のび太型ADHD)の特徴
- アスペルガー症候群受動型と不注意型ADHD(のび太型ADHD)の特徴の共通点
- アスペルガー症候群受動型と不注意型ADHD(のび太型ADHD)の特徴の違い
アスペルガー症候群全般的の当てはまる一般的な特徴
アスペルガー症候群には5つのタイプがあるが、どのアスペルガー症候群のタイプにも当てはまる一般的な特徴。
- 人の気持ちがわかりづらい
- 日常生活や仕事上で、決められたことやルーチン作業を好む
- 自己肯定感が低い
- 手先が不器用(手先に集中してもうまくできない)
- 運動能力が低い
- 0を1にするのが苦手(無から何かを生み出す、ひらめき)
- 何かしらの感覚過敏がある(視覚過敏・聴覚過敏・嗅覚過敏・味覚過敏・触覚過敏)
- よく空想をする
- 片付けが苦手(順序立てや頭の中の整理が苦手)
- 具体的な指示通りに行動できる
アスペルガー症候群受動型の特徴
- 自己主張が少ない
- わからないこと自体がよくわからない
- 人によく流される、押しに弱い
- 会話をする時に単発の返事が多い
- 自分が大丈夫なのかそうじゃないのかがよくわからない
- 自分の事を話すのが一番困る
- 「あれ」「あそこ」と言われてもピンとこない
- 素直で真面目
- 言葉を額面通りに受け取る、真に受ける、冗談が通じない
- 基本、人の気持ちはわからないし空気も読めないが観察力の高さから読もうとする
- 「ん〜」「う〜ん」とよくいう(言葉が出てこない)
- 人に騙されやすい
- 文句や口をほとんど言わない
- 何があっても大抵ケロッとしている
- わからない事を言われてもわからないフリをすることが多い
- 人の話しはよく聞く
- ぼーっとしている
ADHD全般的に当てはまる一般的な特徴
ADHDには3つのタイプがあるが、どのタイプのADHDにも当てはまる一般的な特徴。
- 忘れ物、失くし物が多い
- 人の気持ちには敏感、感情移入をする
- 運動能力は低くない
- 寝坊、遅刻が多い
- ひらめき力があるので無から何かを生み出すことがある
- 聴覚過敏を持つことが多い
- よく空想をする
- 指示通りに行動できない
不注意型ADHD(のび太型ADHD)の特徴
- 女性に多い
- 自己主張が少ない
- ぼーっとしている(ように見える、頭の中が多動)
- 落ち込むことが多い
- 日常生活や仕事上で、決められたことやルーチン作業を嫌う
- 嫌な事を後回しにしがち
- 先を見こしての行動ができない
- ケアレスミスが多い
- 人の話しをきちんと聞けない
アスペルガー症候群受動型と不注意型ADHD(のび太型ADHD)の特徴の共通点
- 自己主張が少ない
- ぼーっとしている
- 落ち込むことが多い
アスペルガー症候群受動型と不注意型ADHD(のび太型ADHD)の特徴の違い
決められたことやルーチン作業
アスペルガー症候群受動型は、好む。
不注意型ADHD(のび太型ADHD)は、好まない。
感覚過敏の有無
アスペルガー症候群受動型は、何かしらの感覚過敏がある。
不注意型ADHD(のび太型ADHD)は、聴覚過敏を持つことが多い。
行動や遂行
アスペルガー症候群受動型は、自分が決めた通りやあらかじめ決められた通り、指示通りに行動できる。
不注意型ADHD(のび太型ADHD)は、興味の対象が他に移るとそっちを優先させ、指示通りに行動できない。
寝坊・遅刻
アスペルガー症候群受動型は、少ない。
不注意型ADHD(のび太型ADHD)は、多い。
創造
アスペルガー症候群受動型は、ひらめき(0を1)にするのが苦手。
不注意型ADHD(のび太型ADHD)は、ひらめき(0を1)にするのが苦手ではない。
運動能力
アスペルガー症候群受動型は、低い。
不注意型ADHD(のび太型ADHD)は、低くない。
感情面
アスペルガー症候群受動型は、相手の感情がわかりづらく感情移入はしない。
不注意型ADHD(のび太型ADHD)は、相手の気持ちはわかるので感情移入をする。
空気を読む能力
アスペルガー症候群受動型は、空気を読む能力は低い。
不注意型ADHD(のび太型ADHD)は、空気を読む能力はあるが、空気を読めない行動に出てしまう。