【イライラ・怒り・ストレス】自己治療方法。アスペルガー症候群(ASD)の特徴
2019年3月5日更新。
アスペルガー症候群は、発達障害の中の自閉症スペクトラムの中に分類される。
そんなアスペルガー症候群の人には、イライラしやすく怒りやすい人が多いという特徴がある。
このブログの筆者であるなっさんもそうなのだが、なぜこんなにイライラして怒りやすい時があるのか、なぜ波があるのかを考えてみた。
その原因はいくつかあり、それらの自己治療方法もまとめてみた。
アスペルガー症候群がイライラし怒りやすくストレスになる4つの原因
アスペルガー症候群の人がストレスでイライラし怒りやすい原因はいくつか考えられる。
- 甘いものや糖分の摂取過多
- 肩こり首こり
- 承認欲求が溜まっている
- 納得できない物事
などだ。
甘いものや糖分の摂取過多
この要因が一番大きいものの一つであると思う。
アスペルガー症候群の人は、基本的に頭をよく使うという特徴がある。
で、頭を使う人は甘いものや糖分を摂取するといいみたいなことがよく言われるが、こういう一般的な情報は本質をついていないことが多い。
甘いものや糖分は脳の主な栄養になるので摂取したほうがいいが、摂取のしすぎは返ってイライラさせる原因になるそうだ。
それにアスペルガー症候群の人は、甘いものや糖分によって脳への悪影響を受けやすいと聞いたこともある。
それが、アスペルガー症候群の人がイライラしたり怒りやすい大きな要因の一つになっているのかもしれない。
糖分や糖質は元々は炭水化物だ。
お菓子などで糖分を摂取するよりも、果物や穀物などの炭水化物から糖質を摂取したほうがイライラしにくかったり怒りにくいそうだ。
イライラしたり怒りやすいということは、言い換えれば感情的になるということ。
割と感情思考が強いであろう女性は甘いものを好む人が多いが、感情的になりやすい人は甘いものや糖分を好むと考えてもつじつまが合う。
アメリカでは犯罪率が高いということも、甘いものを食べる人が多いから衝動的犯行を起こしてしまう人も多いと、要因の一つとして考えられるかもしれない。
そんな糖分を最近控えたことで、イライラしたり怒りやすくなったりというのを軽減できた気がする。
肩こり首こり
この要因も一番大きなものの一つだろう。
アスペルガー症候群の人は、こだわりの強さから姿勢崩れという特徴を持っていることが多い。
骨格の崩れでいうなら背骨や足の骨になるが、筋肉の崩れでいうと肩や首や腹筋や背筋が崩れやすい。
その中でも、肩や首の筋肉の崩れ、つまり肩こりや首こりを起こしやすい。
中にはこっている場合でも気づかない人もいる。
特に受動型の人で、痛みなどの感覚に気づきにくいアレキシソミアの特徴を持っている人は気づきにくい。
そんな肩こりや首こりがあると、どうもイライラする。
このブログの筆者であるなっさんのように、パソコンの作業が多い人は肩こりや首こりの特徴をもつ人は多いだろう。
普段から姿勢を正すようにしたりマッサージをしてもらうという自己治療をすると、イライラも改善した。
承認欲求が溜まっている
アスペルガー症候群の人は、承認欲求が溜まっている人も割と多い。
特に、機能不全家庭で育った人やIQや知能指数が高いはなおさらだ。
育った環境において自分を認めてもらったり肯定されたことがほとんどない人は、認めて欲しい欲求が強くなる。
なので、大人になってからも自分の意見や考え方などを認めてもらえなかったり肯定されなかったりすると、やかんの中の水が沸騰するがごとく怒る。
そんなときは、仕事以外の例えばボランティアなどで社会貢献をしてみよう。
そうすると、自分を認めてもらえたり肯定される機会が増えて、承認欲求が溜まっていることによるイライラや怒りやすいということが減っていく。
納得できない物事(感覚過敏)
アスペルガー症候群の人は、納得できない物事に対して強いストレスを感じるという特徴がある。
アスペルガー症候群の人にとって、この「納得」というものはキーワードになっている。
自分が納得したものに対しての理解は早いが、そうではないものに対しての理解は遅い。
これは普通の人にもみられる特徴だが、アスペルガー症候群の人は極端だ。
普通の人とアスペルガー症候群の人の大きな特徴の違いの一つはここだ。
「極端」なだけなのだ。
0か1の思考・白黒思考とも言えるだろう。
さらには、感覚過敏でも同じようなことが言える。
例えば、聴覚過敏を持っている人は、大きな音や声やいろんな音や声があるところでは多大なストレスを感じる。
家の中では正常な精神状態を保っているが、誰かと外出したときにはなぜかイライラして怒りやすくなったことはないだろうか?
これには、聴覚過敏が大きく関係していると考える。
聴覚過敏を持っている人からすると、大きな音に関しては、黒板を爪でキーッと鳴らすような嫌な音や工事現場の音や赤ちゃんの泣き叫ぶ声を耳元で聞いてるように感じる。
そんな大きな音や声だが、自分で鳴らした大きな音に対してはほとんどストレスを感じないだろう。
これも「納得」が関係していると考える。
鳴る音の大きさや方向があらかじめわかっていれば、ストレスになりにくいのだ。
試しに、人混みの中にいるときは端っこの方に移動してみよう。
すると、音や声がする方向がある程度把握できるので、ストレスが緩和されるはずだ。